DIYな畑をやってみた

無農薬無化学肥料不耕起の森みたいな家庭菜園

自然農1年7カ月目の畑のこれまでの経過まとめ

この間は7カ月目の畑について書きましたが、なんと下書きに1年7カ月目の畑についての記事があるのを発見しました。

すっかり忘れてた。

数カ月前にまとめてたみたいだけど、もったいないので一部修正してアップしますね。

以下本文です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

一旦やめていた畑をまた再開してから1年以上が経ちました。

以前も不耕起無施肥無農薬でやっていたんだけど、割と収穫できるようになるには結構時間がかかったかな。

2年目くらいからちょっとずつ育つようになって、3年4年で収穫量がちょっとずつ増えていったような記憶があります。

今回はまた違う農地で始めているので土の質も違うし、気候の様子も違うだろうから同じような経過をたどるかと言えばそうとも言えないと思ってます。

で、ここらへんでちょっと2年目の畑と今年から始めた1年目の畑の経過を総括して比べてみようかなと思います。

最初に2年目の畑について書き始めたらそこそこ長くなってしまったので、まずは2年目の畑についてだけの記事にします。

2年目の自然農の畑

まず2年目の不耕起無施肥無農薬の畑について総括してみます。

去年はいきなりキュウリもプチトマトもダイコンもとれたんだけど、それはたぶん前の人の蒔いてた肥料の栄養が残っていたからかなと思います。

ビギナーズラック。

キュウリ、プチトマト、ダイコンのほかに、ニンジン、ルッコラ、ノラボウ、ゴボウ、バジル、ホウレンソウ、ナス、オクラ、ジャガイモ、カブ、レタス、ブロッコリ―、キャベツ、サツマイモ、ニラ、ネギ、シソなど、今思い出せるだけでこれくらい植えたかなと思います。

<去年思ってたより収穫できた野菜>

1~2年目はほぼ採れないだろうと覚悟はしていました。

それでもキュウリ、プチトマト、ダイコンはやはり意外なくらいになってくれたかなと思います。

キュウリはこのブログでも写真付きで取り上げましたが大きいゴジラみたいなぶつぶつのが採れました。

プチトマトは11月くらいまで食べてたかな。美味しいのができました。

ダイコンは時間がかかったけど小さいのがたくさん採れました。

あと、ホウレンソウも植えてしばらくしたら割とこんもりと葉を実らせてくれましたが、これもビギナーズラックの可能性が高いかな。割と濃い緑の葉っぱだったのでそんな気がします。自然農でホウレンソウを作るともう少し薄いような。

せっかくなったんだけど、ある日突然全部なくなってしまいました。どうやらお腹を空かせたスズメたちに一気に食べられてしまったようです。

難しいかなと思っていたオクラが意外となってくれて割とたくさん食べられて嬉しかったです。

ネギ、ニラ、シソもそこそこ食べられるくらいになってくれました。

サツマイモは少なくて小さいけれど思ってるよりかはたくさん収穫できました。

ルッコラもなってはくれたけど葉っぱが大きく成長しなかったので小さいのを収穫して食べてました。

ナスも意外と大きくなってくれたけど収穫は2本くらいしかできなかったです。

ニンジンも収穫できたけど実際3,4本くらいしか食べてないかな。

ゴボウも1,2本は食べたけど小さかったな。

キュウリとプチトマトとほうれん草は種の袋の説明に書いてあるような2,3か月の成長期間で食べられるようになりましたが、ほとんどのものはもっとずっと時間がかかってます。

<去年ぜんぜんダメだった野菜>

私の借りている畑は端っこの方の土の質が砂みたいな感じになってます。聞くところによると後で端っこに土を盛ったとのことでした。

そういったわけで端っこの1列は全然ダメでした。

大好きなノラボウを端っこに植えたんだけど全然ダメでした。

違う場所に植えたノラボウは少しだけなったけどね。

あとカブも端っこに植えたけどダメだった。

端っこじゃないところに植えた野菜でも全然ダメだったのもあります。

レタスやバジルなんかはまったく芽が出ませんでした。

ジャガイモ、ブロッコリー、キャベツは芽は出たけど大きくはならなかったです。

<2年目の今年はどうかというと>

2年目の今年はちょっと放置気味です。

というのも去年植えていたノラボウ、ルッコラ、ニンジン、ゴボウ、ダイコン、ブロッコリ、キャベツ、オクラなんかが種をつけてくれていたので、それを見守っていました。

今年植えたのは端っこの砂地の1列を何とか良い感じの土にしたいなと思って麦を植えたのと、苗を作りたいと思ってキュウリとナスとカボチャとオクラの種を蒔きました。

麦は放っておいてもいい感じに成長してくれましたが、キュウリとカボチャは芽は出してくれたものののそれほど成長せずに止まったままで、オクラは芽が出たとたん虫に食べられてダメになり、ナスは双葉らしきのが出たなと思ったらいつの間にかなくなるという感じでした。ナスも食べられていたのかも。

シソが勝手に大量になっているのでシソのジェノベーゼとかふりかけとかジュースとかをたくさん作って楽しんでます。

プチトマトも勝手に芽を出してくれていて、現在やっと花をつけてくれたのでもうすぐ食べられるかな。

ニラもネギもまあまあなってくれてる。

去年植えたゴボウでもうダメになったのかなと思ってたのが今年になって芽を出してくれてて、割と大きな葉っぱをつけてくれてます。

2本抜いてみたけど去年より太いのができてました。炊き込みご飯ときんぴらを作りました。美味しかった。種ができてる大きいのが1本あって、あと5,6本なってるのでそのうち何本かを食べようと思います。

とにかく2年目の畑はパッと見ると草がボーボーなわけですが、中でも目を惹くのがニンジンかなと思います。

背丈が1m以上に伸びて先端に種をつけています。その様がたくさんの小さい打ち上げ花火みたいで華やかです。

たくさん種ができているので今後が楽しみすぎます。

2年目の畑の総括

2年目の畑は本当に少しずつだけどだんだん良くなってきてるかなと思います。

土が柔らかくなってきてるし、草の種類も増えたような気がします。

ただ、去年の冬ごろに落花生の収穫後の葉っぱや茎なんかを大量にもらったので草マルチになるかなと思って畑中に敷き詰めたら、ちょっとやりすぎて失敗した感があります。

虫が異常に増えたし、土が完全に隠れてしまって冬草が生えにくくなってしまいました。

あと自然に落ちた種から芽吹くのを楽しみにしてたんだけど、どこから芽吹くかわからないからよく目を凝らさないと背の高い草を刈りこむ時に巻き添えになってしまいます。

それでプチトマトの芽を何本か刈ってしまって一人で悶絶してました。

自然に落ちた種にまかせるだけでなく、種の収穫もしましたのでまた季節が来たら順次蒔いていこうと思ってます。

まあ、2年目の畑はだんだん良くなっている感じがあるので今年も気長にやって行こうかなという所です。

問題は今年借りたばかりの1年目の畑かな。

1年目の畑ももちろん不耕起無施肥無農薬の自然農でやっていくつもりですが、今回はガッツリと参考書通りにやってみようと奮闘していました。

参考書では1年目からある程度収穫ができる方法が載っていたのでそれに憧れたのです。

しかしまあ簡単じゃないよね。

その辺の奮闘をまた書いていこうと思います。

自然農7カ月目の畑のこれまでの経過まとめ

2か所で不耕起無肥料無農薬の畑をしています。

いずれもまだまだ始めて浅いですが、一つは1年7カ月ほど経ちました。

もう一つは今年の春ごろから始めて7カ月ほどです。

どちらの畑についても書きたいことがたくさんあるにはありますが、長くなりそうなので今回は特に今年力を入れている始めて7カ月ほどの畑について経過をまとめてみます。

1月~2月はプラスチックごみに悩まされる

前回のブログは2021年1月23日の更新でしたが、その時は新しく借りた方の畑にたくさんプラスチックごみがあって回収しきれないという話を書きました。

プラスチックごみはかなり経年劣化していて、少し引っ張っただけで粉々になり土と混じってしまってどうにもしようがありませんでした。

結局その部分はごっそりあきらめ、前使用者の方が直前まで使われていた部分だけを使わせてもらうことにしました。

そんなわけで畑の大きさが全体の1/3程の大きさになってしまい、最初に考えていたよりもずいぶん小さくなってしまいました。

それでも20坪はあるかなと思います。

とりあえず草をかき分け地表の様子をチェックしてみると、部分的にビニールマルチがしてあったりしてちょっとデジャブを感じたので、一度全部草を刈ってみてちゃんとチェックしてみることにしました。

その結果ビニールマルチで覆われている部分は本当に一部分だけだったのでホッとしましたが、他にもビニールマルチのかけらがちらほらと見つかってうんざりしました。

ただ、どうやらそれほど古いものではなかったようでいずれも粉々になることなく簡単に回収できました。

それにしてもビニールマルチ。

本当に大嫌いになってしまいました。

3~4月はスギナ対策

少し温かくなり始めると畑全面にスギナが生えだしました。

これまでは色々自然農法の本を読んでもあくまで自分流に解釈してやってきましたが、今回はできるだけ本に忠実にやってみようかなと思っていたので本をチェックしてみると、スギナに対してはとにかく深くまで掘って取り除くしかないという風にあったので、その通りにすることにしました。

以前自然農をしていた時の畑もたくさんスギナが生えていましたが、特に対策もせず普通に野菜を植えていました。

それでもまあそこそこ収穫できていたから気にしていなかったのですが、(もし対策してたらもっと収穫できたのかな?)なんて思わなくもありません。

基本私は不耕起でやりたいのでスギナを掘り起こすために土を起こすことに抵抗がありましたが、実験したいという気持ちも強いので、一回限りにしようと誓って掘ることにしました。

まあ、大変でした。

30㎝ほど掘ったところで横に広がる地下茎にはたどり着けず、かなり掘り進めることになりました。

来る日も来る日も掘り続ける毎日。

掘っても掘っても出てきて完全に取り除くことなんてできないような気がしてきました。

私の畑だけではなく、ここいら一体の地下は全てスギナの地下茎が張り巡らされているんじゃないだろうかと思うほど広範囲に広がっていることがわかってきて、次第に私は戦意を喪失していきました。

やるだけはやってみましたが、結果的に私はスギナとの共存を模索する方向に舵を切り替えました。

4月~6月は畝作りと種蒔き

スギナ対策にめどをつけて、次に畝を作りました。

自然農法の本の通り、1.5メートル幅のかなり広めの畝を3本作りました。

次に種まきにうつるのですが、自然農の本ではまだまだ土がいい感じになっていない間は自分で作ったぼかし肥料や米ぬか、くん炭等を使って栄養を補うなどして整えるといいと書いてありました。

今回は本の通りにすることが当初のテーマですので、施肥には抵抗があるものの色々検討してみました。

納得のいくような素材のものを探しまくった結果、竹パウダーとくん炭を使うことに決めました。

竹パウダーもくん炭も栄養というよりかは土壌改良という感じかなと思います。

もうこの時点で、内心、(私にはやはり本の通りにするなんて無理だろうな。本のように1年目から収穫するなんてことはできないだろうな。)という風に感じ始めていました。

とにかく私なりに本に沿ってやってきたのでとりあえず納得し、竹パウダーと燻炭を土の表面にまんべんなく撒いた後、ダイコン、ニンジン、ルッコラ、カブ、ワサビ菜、春菊、ブロッコリー、レタス、ジャガイモ、大豆、サトイモ、トマト、ナス、キュウリなどなどの種を蒔きました。

○春野菜の収穫は?

スギナ対策に時間がかかったのもあって、春野菜の種を蒔くのが遅くなりました。

自然農の場合ただでさえ成長が遅いのに時期まで逃してしまうのはけっこうな致命傷でもあります。

どれも双葉までは育ってくれたけれどそれからの成長が極端に遅くて収穫なんて無理でした。

スギナ対策でたくさん掘ってしまっていたのもあって、土の中の状態も「無」になってしまったように思います。

7月~8月は草刈り

この時期になるととにかく草が伸びていきます。

草が生えるのは大歓迎ですが、背の高い草で野菜の芽に日が当たらなくなるとまずいので、草を地表から10㎝くらいだけ残して上の部分を刈っていきました。

根をしっかり残します。

収穫は一切できないまま、ひたすらこの作業を繰り返していました。

周りの人の畑では食べごろになっているオクラ、キュウリ、ナス、トマトなんかも、私の畑では成長が止まってしまっていて、収穫どころではありませんでした。

ただ成長は止まっているものの、みんな芽を出してくれているので、どうなっていくのかわからないけれどとにかくそれを大事にしようという感じでした。

例外的に大豆だけよく育っていて、こちらについては大いに期待していました。

9月~10月の今に至るまで。おやおや実がなってる!

種を蒔いてから5,6カ月くらい経ってるのばっかりですが、今になって実がなってきてる野菜があります。

ニンジンは一時期葉っぱが枯れてた感じだけど、また9月に入って復活してきました。オレンジの実の部分がチラッと見えるようになってきてます。

f:id:DIYhatake:20211003174923j:plain

オクラもやっと実をつけるようになりました。

f:id:DIYhatake:20211003200143j:plain

そうそうヨモギの種も蒔いたんだった。

ヨモギは野菜というよりか野草だけどめちゃくちゃ増やしたいと思ってます。

体にいいしね。

f:id:DIYhatake:20211003200431j:plain

大豆は一番成長が著しく、サヤも順調にたくさんついてるんだけど、めちゃくちゃ小さい!ミニチュア枝豆がいっぱいできてます。

f:id:DIYhatake:20211003175036j:plain

なかなか大きくならないけど、ちゃんと豆は詰まってそうなので一度食べてみました。

できてた!おいしい!でも小さい。。。

とにかくカリカリに枯れていくまで育てて大豆にして味噌を作りたいと思います。

あとはサトイモとショウガも順調っぽいかな。

1年目なので覚悟はしてたけど、うまくいけばいいなと一縷の望みを託して、厳選した固定種の種を蒔いたので、少しでもなってよかったです。

それと9月中にダイコン、ニンジン、ルッコラ、ワサビ菜の種を蒔きました。

ダイコンとニンジンはもう一つの畑でとれた種を蒔きました。

発芽率が思いのほか良くて期待大です。

自然農7カ月目の畑のまとめ

最初この畑に手を付けだした頃は、一度本通りにやってみようと思ってましたが、やっぱり当たり前だけど同じようには全くいかなくて、結局今は好き放題やってます。

最初はプラスチックごみに悩まされ、次はスギナ。

プラスチックごみでは環境問題を考えさせられました。

スギナについてはどの本を読んでも取り除かないといけないと書いてるんだけど、共存しながらも少しづつ減らしていく方法がとれないかなと思ってます。

実験だ!

秋冬の草ができるだけたくさん生えるように調節できたらうまくいくんじゃないだろうか?とか思ってます。

とにかく今のところ収穫はほとんどできてませんが、いい兆候はあるのでめげることなく楽しいままです。

また次回はもう一つの1年7カ月目の畑について経過をまとめてみますね。

プラスチック問題は海洋だけじゃない!畑にも!

20210123174131

久しぶりの更新は2021年初の更新でもあります。

2020年の夏ごろに畑の様子を書いてからずっとストップしていました。

あれからも色々種を蒔いたりしていますが、食べられたのが大根とニンジンとゴボウくらいかな。あと、プチトマトは12月中も実をつけてくれました。

今は寒くて霜も降りるようになり畑仕事も少なくなったので、あれこれ構想を練るのに時間を費やしています。

 

新たに畑を借りるが・・・

これからもっと収穫量や栽培種類を増やしたいな。そう思ってついにこの間新たに畑を借りました。これまでやってきた畑の横にあって60坪くらいの広さかなと思います。

昔から畑として使われていた場所で、肥えた土の良い畑だと聞いていました。

3分の1は最近までサツマイモや玉ねぎなどが植えられていてすぐに使えるような状態になっていますが、あとの3分の2は所有者の方が使い切れなかったようでいつも背の高い草に覆われて荒れていた印象があります。

私は森を模した畑をしたいと考えているので、もりもりと草が生い茂るような力のある場所なんて好都合だとすら思いました。

しかし、さすがにそのままでは何も植えられそうにないので、一昨日さっそくその3分の2の荒れた部分を整えに行ったのです。その時はまだワクワクした気持ちで・・・。

意味をなさなくなったビニールマルチ

畑の荒れた部分は枯れた背の高い草で覆われていました。おそらく電動草刈機で刈った草がそのまま放置されているのだと思います。

土の状態が見たくて、私はとりあえず枯れ草をどけてみました。すると土の表面には薄い黒のビニールマルチが敷かれていて、草はそれを突き破って生えていることが分かりました。草が生えないようにするために敷かれたものですが、ゴミ袋と同じような薄い塩ビのマルチなので数年経つ間に意味をなさなくなったのでしょう。

マルチはどうやら荒れた部分全体に敷かれているようだったので、私の最初の作業はこのマルチをはがすことだなと思いました。

2メートル四方の整理で16袋のゴミが

まず枯れ草をどけていくとマルチ以外にも、ビニールハウスで使うような半透明のビニールの束や、肥料の入っていた袋、ペットボトルで作られた風車、長い紐、鎌の先の部分などがどんどん出てきました。

そういった農業資材のゴミを分別しながら集め、マルチをはがしていきます。

マルチはたくさんの硬い草の茎や根に絡まり簡単にはがすことができずちりぢりに切れてしまいます。

場所によってはマルチの上にさらにマルチを複数枚覆ってある場所もありました。草がマルチを突き破って生えるたびに、またマルチをして隠したのでしょう。そういう場所は余計に複雑になっていてビニールがボロボロになってしまっていました。

他のビニール類も土に埋まっていて引っ張り出すとボロボロになって破れたり、ちょっと持ち上げただけでパウダー状に粉々になるものまでありました。

なんと2メートル四方を整理しただけで、45ℓのゴミ袋16袋のゴミが出ました。

粉々のビニールゴミは回収しきれない

まだゴミ袋に回収できたゴミはいい方です。ちぎれて細切れになったビニールのゴミを一つ一つ拾い始めましたが、それは途方もない作業でした。

また、粉々のパウダーのようになったビニールなんて集めようがありません。表面だけこそげとってみようかとか色々考えてみましたが、2メートル四方の掃除だけで6時間かかっても完璧に終えられないという途方もない作業量を考えるとどんどん心が折れました。

ビニールが混じった土

もちろんこれまで畑をやってきた経験の中でも多少マルチのゴミを見つけることはありました。しかしその都度拾って回収できるようなゴミでしばらくすると全く目にしなくなりました。

しかし今回のビニールのゴミはどれだけ地道な作業を繰り返しても取り除くことが難しそうに思えました。

そうなるとビニールの混じった土を使うかどうかという選択になります。

私は使いたくないので使えません。

理屈じゃないけれど

ビニールが混じった土が安全であるとか危険であるとかその辺のところは全く私は知りません。ただ直感的に絶対嫌だなと感じるので、たとえ安全だという証明があっても嫌だなという気持ちは変わりません。

私は非科学的で頑固なところをよくバカにされますが、これは私が持って生まれた私の機能なので私にもどうしようもありません。どうも直感でばかり動いてしまいます。ですから、荒れた部分の畑は借りないことにしました。

海にもプラスチックのゴミがあると聞くが

海でもプラスチックゴミが問題になっています。微細なプラスチック繊維等が海洋や魚の体内から見つかるそうです。

日々我が家のキッチンでもたくさんの食品の包装やパックなどのゴミが出ます。プラスチック製品は大変便利に使えるのですが、どんどんそのゴミは地球を汚染しており、私は今回畑でそれを実際に目にしました。ショックでした。

心がけ以上のことを

日常生活でもできるだけ天然で地球に還るものを使おうとは心がけているつもりですが、私の身の回りをザッと見渡してもたくさん地球に還らないものがあります。

心がけぐらいでは大したことができないことの証明のようです。

畑に散らばった無数のビニールの破片を見て、私が土を汚したと思って申し訳なく思いました。もちろん私が敷いたり廃棄したりしたものではありませんが、私もいい加減な心がけ程度でお茶を濁して日々たくさんのビニールを廃棄しているので、畑の所有者の方の感覚と大差がないように思えたのです。

ですからせっかくなのでできる限り綺麗にしようと思います。きれいにしてその部分の畑はお返しします。

暑い日の畑と秋冬野菜の種と私。テキトーでいきまっしょい!

f:id:DIYhatake:20200816193032j:plain

ちょっと前まで雨ばかりだったのに、この頃はめちゃくちゃ暑いですね。こう暑いと私はほどんど畑仕事しなくなります。

畑に行ったとしてもほぼ収穫のみ。夜の19時前位にパッと行って帰ってきてます。19時くらいでもまだ明るいです。それに、昼間よりは少し暑さも和らいでいて気持ちいい。

畑で体を楽にするのがルーティー

最近ボチボチと仕事が入るようになってきて、日中はずっとパソコンとにらめっこしています。少しの時間だけでも畑に行くと頭や体のカチカチがすっと和らぐ感じがするから、主に心身を楽にするために行っているようなものです。

畑はただただ大変で疲れに行く場所のように思える人もいるでしょうが、いやいや、それだけでもなくてね。癒される場所でもあるのです。特に自然農の畑はね。

今、私の畑で収穫できる野菜

今はとにかく大葉とプチトマトがたくさん採れます。あと、オクラもやっと日照を確保できるようになって採れるようになってきてます。自然農を始めて間もなくてまだまだわずかだけど、(うれしいな~もうプチトマトこのまま食べてしまおうかな~)なんて思いながら収穫してます。

草の塩梅のチェックも

収穫を終えると畑全体を見渡します。私は森みたいな畑を目指しているので、夏はとにかく草がボーボーに生えていてほしくてね。畑を見渡して草の塩梅を確認しているのです。

ようやく畑全体に草が生えたけれど、やっぱりまだまだ物足りません。もっともっと勢いがあってほしいなって感じです。それでも高く伸びた草も出てきているので、伸びた上の方の部分だけ適当に鎌で刈ります。根っこは大事なのでちゃんと残してね。

暑い日、畑でやってるのはこれくらいかな。めちゃくちゃテキトーな感じです。

秋冬野菜の種を準備中

最近は、秋冬の野菜は何を植えようかな?なんて考えて種を集めはじめてます。今手元にあるのが源助大根と日野菜かぶとのらぼう菜。あと揃えたいのが、コウサイタイ、シュンギク、ホウレンソウ、小松菜くらいかな。あ、ルッコラもリベンジしたいです。春に蒔いたのは全然ダメで種も採れそうにないから買いなおさないと。

虫よけにも良さそうなエンダイブもいっとこうかしら?

サラダ系の野菜もいっとこうかしら?レタスとかエンダイブとかね。エンダイブなんて特に苦いから虫よけに使えます。前に自然農してた時に色んな所にバラバラに生やしておいたら、甘い野菜に虫がつきにくくなった気がしました。

畑の邪魔をしないようにします

まあ、とにかくあまり欲張らず、畑の邪魔をしないようにします。草の間に色んなものを少しずつバラバラに植えて様子を見ます。

あともう少し畑を借りるつもりなので、そっちのことも考え始めないとね。ちょっと面白いことをしようと思ってます。渦巻き状の道を作ろうかな?なんて思ってるのです。この構想についてはまた書きます。

自然農を始めたばかりでも収穫できたものできないもの

自然農を始めてまだ3ヶ月位しか経ってないんじゃないかしら。ですから収穫はそれほど期待できないかなと思ってます。

数年前にやってた時もそうだったけど、最初はそれほど採れませんでした。当時は本当に森のイメージのみで何の知識もない割に自信満々で畑を始めましたが、うまくいかないこともあって自然農に関する本を読みました。すると自然農はちゃんと環境が整うまでに時間がかかるってことが書いてあって、「やっぱりね」なんて気が楽になったのを覚えています。

また今年新たに始めたわけですが、最初にしてはなかなかうまくいっている野菜と、いまいちだなってのと、全然ダメなのがあるので今日はそれぞれの野菜の様子を書いてみようと思います。

プチトマトはうまくいってる

f:id:DIYhatake:20200729203146j:plain

プチトマトはまあめちゃくちゃ育てやすい野菜でもあるから、おおむねうまくいってます。支柱を立てたりとか一切してないし、脇芽をとったりとかそういう難しいことも一切してませんが、地面を這いながらたくさん実をつけてくれてます。大きいトマトはけっこう繊細だからあまり育てる気がありません。プチトマトは本当に強くて、前に畑をしてた時も一回種を蒔いたら勝手に毎年なるようになりました。採り切れなかった実が落ちてそこからなるのです。プチトマトは夏野菜だけど放っておいたら11月くらいまで実をつけました。「嘘だ!」なんて思われるかもしれないけれど、けっこうこういうこと多いですよ。畑の教科書に書いてないようなことも起こるのが面白いです。

きゅうりもまあまあいい感じ

f:id:DIYhatake:20200729202958j:plain

キュウリは記事にもしましたが、ゴジラみたいなお化けキュウリができるくらい意外に調子がいいです。まあ、これに関してはビギナーズラックかなと思います。キュウリも地面をはってます。雨が多すぎて一本だけ土の上で腐ってしまったけど、コンスタントにとれていい感じです。

diyhatake.hatenablog.com

大葉は問題なし

f:id:DIYhatake:20200729212646j:plain

大葉もいい感じで問題なく育ってます。大葉もそもそもが強いし育てやすいです。正直私は今年は大葉さえ採れればいいやってくらいに思ってました。採れだすとジャンジャン採れるようになってきたので、また色々ふりかけとかジェノベーゼとかも作ってみようかなと思います。

ホウレンソウは一瞬だけ豊作だったけど

ホウレンソウは種を蒔いてから割とすぐに芽が出てとてもいい感じに育っていったんだけど、一瞬だけ豊作になったかと思うと、次の日には跡形もないくらいにボロボロになっていてそのままダメになりました。どうやらスズメにつつかれたようです。残念だけどスズメもお腹が空いてたんだろうと思います。前に畑をやっていた時、目の前であっという間に全ホウレンソウがなくなるのを目撃したことがあります。群れのスズメがチュンチュンチュンチュンってホウレンソウつついてバッと一斉に飛び立っていきました。悔しいけどスズメも必死だなと思いました。

ニンジンは成長は遅い気がするけど

f:id:DIYhatake:20200729220232j:plain

ニンジンは思ってたよりも成長が遅い気がしましたが葉っぱもふさふさになってきていい感じだと思います。でも実の部分がいまいち小さい気がしてまだ収穫してません。このまま葉ばかりを実らせて終わるパターンかもしれませんがもう少し様子をみます。雨が多いからもしかしたら腐ってるのもあるかもなと思います。

ゴボウも成長が遅い気がするけど

f:id:DIYhatake:20200729202728j:plain

ゴボウは最初、芽が出るのも早くて順調だと思ってましたが、どうやら種をカラスか誰かに食べられたような感じがします。少なくなってしまいました。成長が少し遅いような気もしますが、葉っぱも伸びてきてるから土の中も順調であってほしいなと思います。 

カブはぜんぜんダメっぽい

f:id:DIYhatake:20200729202428j:plain

カブは芽は出たし、葉っぱもある程度伸びたし、実も小さいのができたけど、そこまでで伸び悩みました。葉っぱの色が黄色くて何かが明らかに足りてないなって感じだし、虫にもかじられてるし、とにかくパワー不足な感じです。

期待のルッコラもダメだった

f:id:DIYhatake:20200729212752j:plain

ルッコラは強くて育てやすい印象があって期待してたのですがダメでした。ルッコラもプチトマト同様、前に畑をしてた時は一度種を蒔いたら毎年採れてました。しかもルッコラは私の大好きな野菜だからめちゃくちゃ食べたかったのです。芽は出て茎も葉っぱも伸びようとはしてたけど、伸び悩んだって感じです。

カボチャも強いはずなのにダメだった

カボチャもけっこう強いイメージだったんだけどダメな感じです。まだ生きていてはくれますが、葉っぱの色も薄く、何かが明らかに足りないのでしょう。なかなかつるも伸びないし、葉っぱも大きくなりません。今年は無理っぽいなって感じです。

ナスは最初のだけいい感じだった

f:id:DIYhatake:20200729213837j:plain
ナスは支柱も立ってます。私はオクラに寄り添わせて育てようかと思ってたんだけど、娘が植えてくれて支柱も立ててくれました。最初にできた実だけいい感じだったけど、あとはうまく成長し切らなくなってしまいました。ちょっと無理っぽいけどそのままにしておきます。

オクラも最初だけよかった

f:id:DIYhatake:20200729214123j:plain

オクラも最初はいい感じに実ができて食べてましたが、全然ならなくなりました。日照不足が響いてるかなと思います。オクラってすごくお日様の光が必要だなというイメージです。前に畑をしていた時、何かの陰になってしまって全然大きくならず元気がなかったんだけど、お日様が当たるようにしたら途端に大きく元気になりました。

サツマイモは成長が遅い気がするけど

f:id:DIYhatake:20200729214215j:plain

サツマイモは最初植え付けた時にしばらくすると何本かが枯れてしまいました。でもうまく育ったサツマイモがいくつかあったからつるが伸びたらそれを切ってたくさん植えました。それがいい感じに育ってるかなと思います。ただ、成長が遅い気がします。収穫の時期までにもっと盛り返すといいなと思います。

ジャガイモは今のところ順調な感じ

f:id:DIYhatake:20200729214818j:plain
芽が出てきたジャガイモを見てたら植えたくなって植えたけど、きっと時期的にはずれてしまってると思います。順調な感じで芽が伸びていい感じに育ってますが、果たしていいのが採れるかどうかはお楽しみです。

まとめ

やっぱり総括としてはまだまだって感じです。3ヶ月ほど今の畑と付き合ってみて感じるのが、スポンジみたいな土だなってことです。この畑は私がする直前まで前の方がされていました。きっと肥料をガッとたくさん入れて、それを野菜がギュッと吸ってって感じのサイクルでずっと来たんだろうなと思います。ちょうど乾燥したスポンジがたくさんの水分を吸収し、しぼると全てが出尽くすみたいに、土を介して栄養が行き来してたんだなという感じです。これを森の土みたいに自ら栄養を生み蓄えるような状態に導くには、しばらく放っておくほかないだろうなと思います。邪魔しちゃいけない。ゆっくり時間をかけてお付き合いしていきたいなと思います。

バターナッツは手間暇かけないのが一番うまい!

f:id:DIYhatake:20200719094312j:plain

みなさんはバターナッツという甘くて美味しいカボチャを知ってますか?上の画像はフリー素材を使わせていただきましたがまさにこれです。ひょうたん型で薄いオレンジ色の皮でね。スーパーでもあまり見ないかしら?道の駅なら見るかな?畑再開初年度の今年は植え忘れましたが、以前畑やってた時は一度植えたら放っておいても毎年なりました。しかもけっこうたくさんとれます。強いのかな?あれ?私バターナッツについてあまり知らない。レシピ紹介の前に少し調べて説明します。

固定種、有機種子、化学農薬・化学肥料なしで栽培された親株から採った種、 遺伝子組み換えや化学種子消毒なし

バターナッツって?

バターナッツは主にアメリカでよく食べれらているカボチャのようです。確かアメリカって色んな種類のカボチャを食べますよね。また色々調べてみると面白そう。やっぱり家庭菜園でも作りやすいみたいです。種まきは3~5月で、収穫目安は100~120日とあります。私は一応種も採ってましたが採らなくても収穫しきれなかった実が朽ちて、次のシーズンにはそこから芽が出てくるという感じでした。本当に放ったらかしでもOKでした。果肉は繊維質って感じでもないしパサパサって感じでもなく、若干水分量が多めでねっとりしっとりといった感じです。ポタージュにしたり、ディップみたいなペースト状にするのも向く感じですが、特にポタージュスープで食べられることが多いようです。

バターナッツ、うちではこう食べる!

なんせ採れだすとたくさん採れるので色々食べ方を試してみました。ポタージュスープもしたし、ペーストにもしてみたけど、私はもっとこう簡単な食べ方の方が好きです。そもそもが、食感も含めた野菜自体の味を味わいたい方なので形がある方が好みです。結局、バターナッツの食べ方ってほぼ2種類に限られました。今回はそれを紹介しようかなと思います。いつも通りテキトーなレシピしか書けませんがあしからず。

バターナッツのオーブン焼き

バターナッツが採れる時期は、うちではやたらとオーブン料理ばかりになります。好きな材料を簡単に切ってオーブンに入れるだけなので全然手間もかからないし、副菜も別に作らなくてもいいくらい色んな食材を同時に楽しめます。

材料:バターナッツ、お好みの野菜やお肉、ニンニク、合いそうなハーブやスパイス、塩、こしょう、オリーブオイル、大きめの耐熱用のオーブン皿

  1. オーブンを予熱しておきます。うちは200℃くらいにセットしてます。余熱の間に準備します。
  2. バターナッツを縦に4等分します。大きいのだと6等分したりもしましたが、なんせ大きめに切って適当にオーブン皿に入れます。あ、あとわたとか種もとりますが、わたも美味しいのでそんなにきっちりはとりません。たまに種すら残ってて食べてしまってます。
  3. 他にも玉ねぎとかトマトとかなすびとかズッキーニとか、お好みのお野菜を大きめに切って同じオーブン皿に入れます。
  4. ニンニクはスライスしてもいいですし、そのまま丸ごとでもいいです。気分によってお好みでいいでしょう。これも同じオーブン皿に入れます。
  5. お肉もお好みで豚のブロックとか、鶏ももとかを大きめに切って同じオーブン皿に入れます。
  6. オーブン皿に入った全ての材料の上に、塩、コショウの他、お好みのハーブやスパイスをかけます。クレイジーソルトとかでもいいし、興味本位で色んなのを使う方が発見があって面白いです。
  7. 全部かけたら、オリーブオイルを若干多めに回し入れます。
  8. 余熱がすんだオーブンで、30~50分くらい焼いたら完成です。たまに火の通り具合をチェックしてみて、ちょうどいいころ合いで出せばいいでしょう。一部焦げてきたけどもう少し焼きたいなと言う時は、アルミホイルを軽くかぶせて焼くといいです。

本当にもうレシピとして書くのが申し訳ないくらいに簡単な料理です。簡単だけどオーブン焼きってそれぞれの食材の味が引き出されるし、それぞれの食材の旨味も合わさるしで、すごく美味になるんですよね。きっと私以外にも、素材そのものの味や旨味が好きな人は、頻繁にオーブン料理をされてるんじゃないかなと思います。

バターナッツスライスのオーブン焼き

またオーブン焼きかよ!という声が聞こえましたよ!でもご安心。違いがあります。薄くスライスします。いや、焼くのはフライパンでもいいのです。オーブンだとコンロが空いて他の料理が作れるじゃないですか。だからオーブンで作ることが多いってだけの話です。逆にオーブンを空けたいときはフライパンでもいいでしょう。バターナッツスライス焼きはバタバタ色々作ってる時の隙間にでも簡単にできるからお弁当にも最適です。とにかくややこしくなるのでオーブン焼きの方の作り方を中心に書きます。

材料:バターナッツ、塩、こしょう、バター、アルミホイル

  1. オーブンを200℃で予熱しておきます。
  2. バターナッツを5㎜くらいの厚さにスライスします。厚ささえ薄ければ、大きさはお好みでいいです。お弁当に使うならお弁当サイズで。私はわたを食べたいタイプなので、スライスした後に粗く手でわたと種をとります。できたらオーブンに入る大きさにカットしたアルミホイルの上に置きます。
  3. スライスしたバターナッツの上にバターがうまく全体に溶けるように、バターを点、点、点って感じで置きます。
  4. さらにそこにお好みで塩コショウします。塩入のバターなら別にまた塩をふらなくてもいい塩梅になりますし、コショウもかけなくても美味しいです。
  5. 準備が出来たらアルミホイルごとオーブンに入れて、15分くらい焼いたら完成です。

このレシピは放ったらかしでいい上時短ですが、美味しく食べられます。めちゃくちゃ簡単だから、あまりお手伝いをしてくれない娘すら自分で作ってお菓子感覚で食べてたりします。フライパンで作る時も同じ材料さえ入れたら15分くらいで簡単にできます。ただ、フライパンだと焦げやすい感じがあるので、弱めの中火くらいでたまにひっくり返したりして作ります。

まとめ

バターナッツはあまり冒険しなくてもごくごくシンプルな調理法で美味しくいただけます。むしろ、あまり冒険しない方が私は好きです。バターナッツ自体が甘くて美味しいし、食感もいいからです。ただ今回書くにあたって色々ネットサーフィンしてみると、縦に半分に切ったバターナッツの実をくりぬいてグラタン皿のように使ってる、めちゃくちゃ美味しそうなグラタンレシピが出てきて、ちょっと今ハートをそちらに持っていかれています。見た目も楽しいし憧れちゃう♡また作ってみます。

 

ゴジラみたいなお化けキュウリが採れたので料理してやっつける!

f:id:DIYhatake:20200716165108j:plain

雨がいっぱい降ってたからなかなか畑に行けなかったのですが、どうしても行きたくなって小雨の時にカッパを着て行ってみました。そしたらなんとキュウリがお化けになってました。さすが地這い!うっかりした!これは確か京都のだったかの在来種だったと思うのですが、トゲトゲボコボコしてます。雨で視界の悪い中、キュウリの葉っぱの間から見え隠れするその姿はゴジラさながらでね。思わずネイティブな感じで「ガジィラ」とつぶやいてしまいました。

宝物だから包丁入れれない

喜び勇んで家に連れて帰り、さっそく写真をぱちくり撮りました。トゲトゲを触ったり、手に持って色々角度を変えながら眺めてみたりと一通りしてみた結果、このキュウリめちゃくちゃかっこいいなと思いました。だから、何日かテーブルの上に展示して家族にも鑑賞してもらいました。しかし、近頃、あれ?ちょっとしなびてきたかな?と。やばいと思って冷蔵庫に大事に片づけ、また時々眺めたりしていたのですが、いよいよもう使わないとダメだろう!?と、そんなリミットがどんどん近づいてきました。もっと見ていたいのに。自然ってすごくデザイン的ですね。ほんとに。自然ってデザインであふれてる。こんなキュウリ奇跡みたい。でもいよいよこのガジィラをやっつける日がやってきました。

お化けキュウリやっつけ計画

意外とあっさりやっつけました。あんなにフォルムがお気に入りだったのに、次はお味の方に興味が移ったからです。気まぐれな神々の遊びみたいでちょっと自分が嫌ですが、どうやって使おうかと色々考えた結果、今回は3等分して「キュウリのピクルス」と「キュウリの佃煮もどき」と「キュウリとツナの煮物」を作ってみました。あと、「キュウリとツナの煮物」を作った時にむいた皮で「キュウリの皮のきんぴら」を作ったら、案外、家族にも評判が良かったのでそれも載せておきます。

またいつも通り私の感覚的なテキトーレシピなので分量とか詳しく書けませんが、お好みのいい感じに仕上げてください。

キュウリとツナのピクルス

f:id:DIYhatake:20200716183108j:plain

材料:キュウリ、酢、砂糖、砂糖、ニンニク、ビン

キュウリのピクルスは別にお化けキュウリじゃなくても作れますが、今年はまだ一回も作ってなかったのでお化けキュウリで作ることにしました。

  1. デカい輪切りのピクルスが食べたかった気もするけれど、ビンに入りきらないから縦に切りました。
  2. 今回はキュウリをカットしたら沸騰したお湯で下茹でしました。もちろん生のまま漬けても作れます。普段はだいたいそうしてます。生の方が発色がフレッシュな感じに仕上がるかなと思います。今回私は、よく市販のもので目にする色のあせたピクルスのイメージに引っ張られて、気が付いたら下茹でしていました。
  3. 下茹でしたキュウリをあらかじめ瓶の中に入れておきます。
  4. ナベに酢、砂糖、塩、ニンニクのスライスを入れて漬け汁を作ります。酢と砂糖はだいたい同じ量を使いますが、キュウリが十分つかるだけの量にするといいでしょう。私は少し甘めが好きなので若干だけ砂糖多めにしてます。
  5. ナベを火にかけて沸騰したら止めてキュウリの入ったビンの中に注ぎます。
  6. 冷めたらフタをして冷蔵庫で保存します。半日くらい漬けたらもう漬かってるかなという感じです。

どれくらい保存がきくのかはわからなかったので調べてみました。1週間~2週間って書いているところが多いかなという印象です。ネットサーフィンしてみると、みなさん色んな方法でされているのがわかりました。ローレルとか赤唐辛子とか色々入れてみるとよさそうです。

キュウリの佃煮もどき

f:id:DIYhatake:20200716182952j:plain

材料:キュウリ、ちりめんじゃこ、ショウガ、白ごま、塩、砂糖、酒、しょうゆ

佃煮ほどしっかりとした濃いめの味付けにはしなかったので「もどき」とつけました。これはご飯が進む系のやつです。

  1. お化けキュウリをスライスして塩でもみ10分くら置いておきます。
  2. 待っている間にショウガをすっておきます。
  3. 10分くらい経ったら、1のスライス塩もみキュウリをギュッとしぼり水分を抜きます。
  4. フライパンにごま油をひき2のショウガのすりおろしとちりめんじゃこを入れていい香りがするまで強めの弱火で熱します。
  5. 香りがしてきたら3でしぼったお化けキュウリを入れて中火で十分に油がまわるまで炒めます。
  6. 油が回ったら砂糖を入れて炒めます。私は若干甘めにします。
  7. 砂糖がなじんだら、酒、しょうゆを適量入れて混ぜながら煮詰めていきます。
  8. 煮詰まったら火を止めて白ごまをふりかけて混ぜ、完成です。

まあ、細かい説明もいらないでしょう。普通にメシウマです。カツオ節とか赤唐辛子とか使っても美味しいと思います。

キュウリとツナの煮物

f:id:DIYhatake:20200716183722j:plain

 材料:キュウリ、ツナ、油、水、砂糖、酒、しょうゆ

「キュウリとツナの煮物」はツナの旨味を利用して作ります。冬瓜の煮物のイメージでやわらかい歯ごたえがいいなと思ったので皮をむきました。皮はもったいないので細切りにしてきんぴらを作りましたが、今回の一番の発見はこれかなと思います。キュウリの皮のきんぴら意外と美味しかったです。まあ、それは後で説明しますので、まず煮物の作り方からいきます。これも間違いのない美味しさでした。

  1. お化けキュウリの皮をむき、実の部分を一口大に切ります。
  2. おナベに少しツナの油を搾ってさらにサラダ油を少し足し熱し、熱くなったら1のカットしたキュウリを入れて木べらで油がまわるまで混ぜながら炒めます。
  3. 油がまわったらキュウリが2/3ほどつかるくらいの水と適量のツナを入れて沸騰させます。
  4. 沸騰したら強めの弱火にして適量の酒と砂糖としょうゆを入れ、落し蓋をし10分くらい煮込みます。お化けキュウリが半透明でトロッとした感じになったら完成です。

キュウリの皮のきんぴら

f:id:DIYhatake:20200716231336j:plain

 材料:キュウリの皮、酒、砂糖、しょうゆ

結構食べた後に写真を撮ることを思いついたので、画像のはかなり少ないですが最初はもう少しありました。キュウリの皮なんて一度にたくさんむくことはあまりないから、お化けキュウリならではだなと思います。ならではだと言えば、皮の固さもならではでした。どうやって調理しようと思って食べてみたら結構固い。噛んでも口に残ってしまうくらいの固さです。固くて水分量の少ない野菜の場合は、「ニンジンしりしり」のノリで、弱火でしつこいくらいに時間をかけて炒めたら何でも美味しくなると思ってます。ですからそうしてみました。そしたら、やっぱり美味しくできました。はじめて作ったので今回一番の発見です。

  1. お化けキュウリの皮を細切りします。
  2. 少しだけ油をひいたフライパンを熱し、1で細切りした皮と少しだけ砂糖を入れて油が十分にまわるまで中火で炒めます。
  3. 油がまわったら弱火にして、キュウリの皮がフライパンの中でできるだけ重ならないように広げます。
  4. 30分くらい時々かき混ぜてまた広げたりはしますが、ほぼ放置な感じで炒めます。
  5. 水分がずいぶん減って、皮の端っこの方の細いところなんかがクルッと少しだけ跳ね上がるようになってきたら、酒と砂糖としょうゆを入れて味を調えて中火にします。混ぜながら水分を飛ばしたら完成です。

さいごに

お化けキュウリだったけど切ってみると瑞々しく、見た感じは普通サイズのキュウリと変わりませんでした。我ながら素晴らしいキュウリができたなと感心しています。とは言え、私はほとんど何もしてないです。植えただけ。全然手間暇かけてないし、ほぼほぼほったらかしだし、キュウリがデカくなってるのにすら気づきませんでした。感心すべきは私にじゃなくキュウリや畑にです。でも、まあ、これは不耕起や自然農を始めたばかりの畑からするとビギナーズラックでしょう。まだまだ土や生き物の循環が整っているわけではないと思います。あまり一喜一憂しないで気長に気楽にやっていきたいです。

それにしても、お化けキュウリのゴジラのようなフォルムはかっこよかった。また見たいな。お料理も美味しくできたし、また色々作ってみたいな。なんて思ってたら、な、な、なんとお得なもう一本が!

f:id:DIYhatake:20200717181255j:plain

今回調理したやつより大きいゴジラがいました。素晴らしい!嬉しい!

また、さんざん眺めたり触ったりしたら食べます。

 

有機種子 固定種 鮮緑キュウリ 有機栽培の種 きゅうり 種 国産 野菜 種子 オーガニック グリーンフィールドプロジェクト 追跡可能メール便選択可