DIYな畑をやってみた

無農薬無化学肥料不耕起の森みたいな家庭菜園

2022.01.10の味噌作り~黒千石大豆と落花生~

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ちょっと前になりますが今年に入ってすぐの1月10日に夫といっしょに味噌作りをしました。

うっかりブログに書き忘れていたので今更ながらまとめてみようと思います。

使ったのは私が自然農で作った黒千石大豆と、父が無農薬の有機農法で作った落花生です。

ら、ら、落花生!?と驚かれた方もいらっしゃるのではと思います。

これから順を追って説明していきますね。

豊作の黒千石大豆の恥ずかしい誤算

2021年はその年から始めた方の畑で黒千石大豆が豊作となりました。

他の野菜はここではほぼできなかったのですごくうれしかったです。

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ただちょっと誤算がありました。

小さい!

黒千石大豆の種はつまり黒千石大豆なので、種を手にした段階で大きさは把握できていたはずですが私は気づかなかったのですね。

ほんと我ながらバカだなと思います。

元々丹波の黒豆が育てたかったのです。

しかし私が種を探し始めた時にはもう売り切れていました。

やっぱり大人気なのですね。

そんなわけで何か他に黒大豆はないかと思い見つけたのが黒千石大豆でした。

実は黒千石大豆を育てるまで小さい大豆の存在を知りませんでした。

丹波の黒豆やそれより少し小ぶりくらいの大きさのものしか知らなかったのです。

小さい大豆が全く私の発想になかったものですから、小さな鞘を目にしてもじきに大きくなるだろうなんて思ってました。

思い込みってすごい!

あれ!?いつまでたっても大きくならない!

とやっと疑問に思った時には生育不良かな?なんて風にこの期に及んで思ってました。

しかし、すごく元気に育っている感じだったので生育不良にはとても見えません。

そこで調べてみたところ小さいサイズの大豆だと初めて気づきました。

あ!やってしまった!

とは思いましたが、枝豆として食べてみたら濃い豆の味がしてとても美味しかったのであまり大きさのことは気にならなくなりました。

黒千石大豆で大変だったこと

ただ黒千石大豆でちょっと大変だなと思ったこともありました。

やはり小さいので鞘から豆を取り出す脱穀作業が大変でした。

普通サイズの大豆の場合、大豆の枝ごとよく乾燥させてから米袋に入れて棒やなんかでたたくと鞘がはじけて簡単に脱穀できました。

乾燥さすために干している段階で鞘がカラッカラに乾いてもうはじけているものがあったりしました。

しかし黒千石大豆の場合、乾燥させてもなかなかカラッカラになってはじけたりせず、硬く口を閉じた状態でした。

もしかしたら私のやり方がまずかったのかもしれませんが。

とにかくはじけそうな気配があまりなかったので、一つ一つ鞘を剥いて大豆を取り出しました。

その作業が大変でした。

小さいので扱いにくいですし、取り出しても取り出してもあまり嵩が増えません。

まあ、こういった作業は嫌いではありませんので、暇さえあればのんびりラジオを聴きながら鞘を剥いていました。

毎日毎日そうやって作業していたらついには利き手の親指が腱鞘炎になってしまい、1週間ほど作業ができなくなりました。

パソコン仕事もしにくいし家事もしにくいしでけっこう困りました。

黒千石大豆のことすごく気に入ってはいますが、今度はやっぱり大きい丹波の黒豆も育てようかなと思っています。

落花生で味噌なんてできるの!?

次に落花生ですが、これは私の父が家庭菜園で育てたもののお裾分けをもらいました。

父は毎年大量に落花生を作って近所の人やお友達にもプレゼントしています。

我が家にも毎年大量にくれるので、ただおやつとして食べるだけじゃなく、すってすりごまのようにして使ったり、カレーに入れてみたりなど色々楽しんでいます。

ある日、季刊誌の「うたかま」という雑誌を読んでいたらなんと落花生の味噌作りのことが載っているではありませんか!

落花生でお味噌が作れるなんてすごい!と本当に感動しました!

絶対作って父にも食べさせてみよう、きっと喜ぶ!と思いチャレンジすることにしました。

味噌の作り方はマルカワみそさんのページで!

味噌作りは何回もしていますが、すぐにやり方を忘れてしまいます。

ですから今回はマルカワみそさんのホームページを参考にさせていただきました。

色んな作り方があり、たくさんの情報がネット上にもあるのですが、マルカワみそさんのは本当にわかりやすいのでおすすめです。

marukawamiso.com

味噌作りでポイントになるのが、大豆、麹、塩の分量です。

これらの配分で味が変わっちゃいます。

ただ計算するの苦手な私は大変。

マルカワみそさんのページには原料計量ツールがあり、ちょっと入力するだけで全部わかります!ありがたすぎる!

marukawamiso.com

 

落花生の味噌の作り方は「うたかま」を参考にしつつ麹を多めにしてけっこう適当にやってみました。

さっそく味噌づくり

分量もわかったのでまず地元の麹屋さんで地元産のお米の生麹を買い、黒千石大豆と落花生をそれぞれ大きな鍋にいれ3倍の量の水を入れて準備しました。

丸1日経ったら今度は大豆と落花生を柔らかく炊いていく作業。

圧力鍋を使うと早いだろうけど、私は圧力鍋が苦手なのでひたすらお鍋でコトコト炊いていきます。

なかなか柔らかくならなくて4~5時間くらいかかりました。

柔らかくなったら次はつぶしていきます。

↓これは黒千石大豆をつぶしているところです。

 

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↓これは落花生。

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後は塩切りした麹と混ぜるだけです。

テーブルにビニールを敷いてその上で盛大に混ぜました。

混ぜた後は丸めて容器に投げ入れ、均しながらギュッと詰めていきます。

私は丸める係で、夫には投げ入れる係をやってもらいました。

 

大豆の味噌の仕込み完成!

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落花生の味噌の仕込みも完成!

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蓋をして重しをして冷暗所に置きました。

10ヵ月後が楽しみ!

さいごに

自分で作った大豆で味噌が作れるなんてすんごくうれしいです。

今年は畑で米も作ろうと思ってます。いわゆる陸稲です。

来年の味噌作りでは畑でとれた米を使って麹も作ってみたいです。

あと気になるのが落花生の味噌です。

どんな味なんだろう。楽しみすぎます。

いつも周りの方々に色々いただいているので、味噌ができたらみなさんにお裾分けしたいです。