DIYな畑をやってみた

無農薬無化学肥料不耕起の森みたいな家庭菜園

ゴジラみたいなお化けキュウリが採れたので料理してやっつける!

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雨がいっぱい降ってたからなかなか畑に行けなかったのですが、どうしても行きたくなって小雨の時にカッパを着て行ってみました。そしたらなんとキュウリがお化けになってました。さすが地這い!うっかりした!これは確か京都のだったかの在来種だったと思うのですが、トゲトゲボコボコしてます。雨で視界の悪い中、キュウリの葉っぱの間から見え隠れするその姿はゴジラさながらでね。思わずネイティブな感じで「ガジィラ」とつぶやいてしまいました。

宝物だから包丁入れれない

喜び勇んで家に連れて帰り、さっそく写真をぱちくり撮りました。トゲトゲを触ったり、手に持って色々角度を変えながら眺めてみたりと一通りしてみた結果、このキュウリめちゃくちゃかっこいいなと思いました。だから、何日かテーブルの上に展示して家族にも鑑賞してもらいました。しかし、近頃、あれ?ちょっとしなびてきたかな?と。やばいと思って冷蔵庫に大事に片づけ、また時々眺めたりしていたのですが、いよいよもう使わないとダメだろう!?と、そんなリミットがどんどん近づいてきました。もっと見ていたいのに。自然ってすごくデザイン的ですね。ほんとに。自然ってデザインであふれてる。こんなキュウリ奇跡みたい。でもいよいよこのガジィラをやっつける日がやってきました。

お化けキュウリやっつけ計画

意外とあっさりやっつけました。あんなにフォルムがお気に入りだったのに、次はお味の方に興味が移ったからです。気まぐれな神々の遊びみたいでちょっと自分が嫌ですが、どうやって使おうかと色々考えた結果、今回は3等分して「キュウリのピクルス」と「キュウリの佃煮もどき」と「キュウリとツナの煮物」を作ってみました。あと、「キュウリとツナの煮物」を作った時にむいた皮で「キュウリの皮のきんぴら」を作ったら、案外、家族にも評判が良かったのでそれも載せておきます。

またいつも通り私の感覚的なテキトーレシピなので分量とか詳しく書けませんが、お好みのいい感じに仕上げてください。

キュウリとツナのピクルス

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材料:キュウリ、酢、砂糖、砂糖、ニンニク、ビン

キュウリのピクルスは別にお化けキュウリじゃなくても作れますが、今年はまだ一回も作ってなかったのでお化けキュウリで作ることにしました。

  1. デカい輪切りのピクルスが食べたかった気もするけれど、ビンに入りきらないから縦に切りました。
  2. 今回はキュウリをカットしたら沸騰したお湯で下茹でしました。もちろん生のまま漬けても作れます。普段はだいたいそうしてます。生の方が発色がフレッシュな感じに仕上がるかなと思います。今回私は、よく市販のもので目にする色のあせたピクルスのイメージに引っ張られて、気が付いたら下茹でしていました。
  3. 下茹でしたキュウリをあらかじめ瓶の中に入れておきます。
  4. ナベに酢、砂糖、塩、ニンニクのスライスを入れて漬け汁を作ります。酢と砂糖はだいたい同じ量を使いますが、キュウリが十分つかるだけの量にするといいでしょう。私は少し甘めが好きなので若干だけ砂糖多めにしてます。
  5. ナベを火にかけて沸騰したら止めてキュウリの入ったビンの中に注ぎます。
  6. 冷めたらフタをして冷蔵庫で保存します。半日くらい漬けたらもう漬かってるかなという感じです。

どれくらい保存がきくのかはわからなかったので調べてみました。1週間~2週間って書いているところが多いかなという印象です。ネットサーフィンしてみると、みなさん色んな方法でされているのがわかりました。ローレルとか赤唐辛子とか色々入れてみるとよさそうです。

キュウリの佃煮もどき

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材料:キュウリ、ちりめんじゃこ、ショウガ、白ごま、塩、砂糖、酒、しょうゆ

佃煮ほどしっかりとした濃いめの味付けにはしなかったので「もどき」とつけました。これはご飯が進む系のやつです。

  1. お化けキュウリをスライスして塩でもみ10分くら置いておきます。
  2. 待っている間にショウガをすっておきます。
  3. 10分くらい経ったら、1のスライス塩もみキュウリをギュッとしぼり水分を抜きます。
  4. フライパンにごま油をひき2のショウガのすりおろしとちりめんじゃこを入れていい香りがするまで強めの弱火で熱します。
  5. 香りがしてきたら3でしぼったお化けキュウリを入れて中火で十分に油がまわるまで炒めます。
  6. 油が回ったら砂糖を入れて炒めます。私は若干甘めにします。
  7. 砂糖がなじんだら、酒、しょうゆを適量入れて混ぜながら煮詰めていきます。
  8. 煮詰まったら火を止めて白ごまをふりかけて混ぜ、完成です。

まあ、細かい説明もいらないでしょう。普通にメシウマです。カツオ節とか赤唐辛子とか使っても美味しいと思います。

キュウリとツナの煮物

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 材料:キュウリ、ツナ、油、水、砂糖、酒、しょうゆ

「キュウリとツナの煮物」はツナの旨味を利用して作ります。冬瓜の煮物のイメージでやわらかい歯ごたえがいいなと思ったので皮をむきました。皮はもったいないので細切りにしてきんぴらを作りましたが、今回の一番の発見はこれかなと思います。キュウリの皮のきんぴら意外と美味しかったです。まあ、それは後で説明しますので、まず煮物の作り方からいきます。これも間違いのない美味しさでした。

  1. お化けキュウリの皮をむき、実の部分を一口大に切ります。
  2. おナベに少しツナの油を搾ってさらにサラダ油を少し足し熱し、熱くなったら1のカットしたキュウリを入れて木べらで油がまわるまで混ぜながら炒めます。
  3. 油がまわったらキュウリが2/3ほどつかるくらいの水と適量のツナを入れて沸騰させます。
  4. 沸騰したら強めの弱火にして適量の酒と砂糖としょうゆを入れ、落し蓋をし10分くらい煮込みます。お化けキュウリが半透明でトロッとした感じになったら完成です。

キュウリの皮のきんぴら

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 材料:キュウリの皮、酒、砂糖、しょうゆ

結構食べた後に写真を撮ることを思いついたので、画像のはかなり少ないですが最初はもう少しありました。キュウリの皮なんて一度にたくさんむくことはあまりないから、お化けキュウリならではだなと思います。ならではだと言えば、皮の固さもならではでした。どうやって調理しようと思って食べてみたら結構固い。噛んでも口に残ってしまうくらいの固さです。固くて水分量の少ない野菜の場合は、「ニンジンしりしり」のノリで、弱火でしつこいくらいに時間をかけて炒めたら何でも美味しくなると思ってます。ですからそうしてみました。そしたら、やっぱり美味しくできました。はじめて作ったので今回一番の発見です。

  1. お化けキュウリの皮を細切りします。
  2. 少しだけ油をひいたフライパンを熱し、1で細切りした皮と少しだけ砂糖を入れて油が十分にまわるまで中火で炒めます。
  3. 油がまわったら弱火にして、キュウリの皮がフライパンの中でできるだけ重ならないように広げます。
  4. 30分くらい時々かき混ぜてまた広げたりはしますが、ほぼ放置な感じで炒めます。
  5. 水分がずいぶん減って、皮の端っこの方の細いところなんかがクルッと少しだけ跳ね上がるようになってきたら、酒と砂糖としょうゆを入れて味を調えて中火にします。混ぜながら水分を飛ばしたら完成です。

さいごに

お化けキュウリだったけど切ってみると瑞々しく、見た感じは普通サイズのキュウリと変わりませんでした。我ながら素晴らしいキュウリができたなと感心しています。とは言え、私はほとんど何もしてないです。植えただけ。全然手間暇かけてないし、ほぼほぼほったらかしだし、キュウリがデカくなってるのにすら気づきませんでした。感心すべきは私にじゃなくキュウリや畑にです。でも、まあ、これは不耕起や自然農を始めたばかりの畑からするとビギナーズラックでしょう。まだまだ土や生き物の循環が整っているわけではないと思います。あまり一喜一憂しないで気長に気楽にやっていきたいです。

それにしても、お化けキュウリのゴジラのようなフォルムはかっこよかった。また見たいな。お料理も美味しくできたし、また色々作ってみたいな。なんて思ってたら、な、な、なんとお得なもう一本が!

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今回調理したやつより大きいゴジラがいました。素晴らしい!嬉しい!

また、さんざん眺めたり触ったりしたら食べます。

 

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